表面処理技術
ゼロクロムの見掛けの電気伝導性
1.目的
ゼロクロムの皮膜の違い(品種)によって、めっき製品の見掛けの電気伝導(通電性)がどう変化するかについて、未処理品、3価、6価クロメート品と比較しました。
2.測定方法
接触端子(直径1mm)を試験片表面に垂直に接触させた後、テスターで試験片の抵抗値が0 Ωになる(通電する)ように荷重で圧着させて、見掛けの導電性(通電性)を求めました。
3.結果
製品表面にかかる荷重が大きいほど、導電性(通電性)が劣ります。
4.評価
- ゼロクロムS、ゼロクロムSB皮膜品は、従来のクロメート(Cr(VI))皮膜品と同程度、又はそれ以下です。